マッチスティック・メン(2003・米)

公式HP http://www.matchstick-men.jp/

お互いを良きパートナーとして、詐欺稼業を営むロイとその相棒フランクは、ダマしのアーティストとしての自負とともに、誇りを持って仕事に取り組む毎日を送っていた。カモにするのは、疑うことを知らない善良な人々。水の濾過装置を使った2人の商売はなかなかの繁盛ぶりで、ロイの悠々自適な生活は、スタイリッシュでミニマルな彼の高級家屋に象徴されているかのようだった。しかし一方で、ロイは「病的な潔癖症」という悩ましい問題を抱えていた。そんな彼の症状はというと、

・自宅の食器はもちろん、オフィスの電話も毎日除菌せずにいられない
・ほぼツナ缶だけを食べて生きているが、食器が汚れるので缶からそのまま食べている
・下着や靴下も完璧な正確さで、棚の中に整理されてないと気がすまない
・ドアはなぜか3回ずつ開閉させないと開けられない
広場恐怖症が併発

といった具合。そのくせ詐欺に没頭する時だけは、それらの症状は鳴りを潜めるのだった。より高い詐欺稼業の生産性を求め、ロイはフランクの勧めるまま、やむなく精神分析医に助けを求める。潔癖症の原因をこの精神分析医と探るうちに、ロイは自分に、別れた前妻との間に生まれた娘がいるかもしれないことに思い当たる。

はっきり言って面白いです!見て損なし!。
ニコラス・ケイジってホントいかにも「いい人」って顔だなーw。
潔癖性の詐欺師という風変わりな役も彼が演じているとそれを見ているだけでなんか楽しい。
14年ぶりに会う娘に接していくうちに父親の自覚に目覚めていく過程はほのぼの……。
中盤以降、話しが急展開します、それからがホント見物です!
息をもつかせぬハラハラどきどきのストーリー☆。
ここ最近見た中では一番のヒット。

パンフにネタバレがあるので中は観賞後に見ましょう。