ブエノスアイレス(1997・香港)レンタルして鑑賞 

香港の裏側アルゼンチン。旅の途中で知り合ったウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。幾度となく喧嘩と別れを繰り返してきたこのゲイ・カップルは、やり直すためにイグアスの滝をめざすが、またもささいなことから喧嘩別れとなる。そしてしばらく後、ブエノスアイレスのタンゴ・バーで働くファイのもとに傷ついたウィンが転がり込んできた…。

えーと、最初に言っておきます・・・・これ男同士のからみ(合体シーン)があります、のっけからいきなり激しいのがもう・・・。
イカップルの映画なのでそういうのに嫌悪感を抱く人は見ないほうがいいかも。
クリストファードイルのカメラワークが素晴らしいので一見の価値ありです。

つれない態度をとられても思わずにはいられない、離れることが出来ない、レスリー演じるウィンに振り回されてもなお彼を見捨てないトニー演じるフェイが切なすぎます!。
それにしてもレスリーの悪女(あ・・・・男か)演技がたまらなく魅力的。
しぐさ、行動のひとつひとつが可愛いと思えてしまう・・・やばやば。
キスのじらし方とかうまいなーとこれは使えるテクかもwφ(◎。◎‐)フムフムフム 。

この映画のトニーってば、けなげで・・・自分は病気なのにお腹が空いたとだだをこねるレスリーのために毛布にくるまってお料理をしてる場面は胸キュン。あぁ・・・・こういう男と結婚したい<切実。全編通して悲しい顔をしているトニーだけど、食堂の調理場で知り合った旅の途中の青年チャンのおかげでレスリーの呪縛から解放されたんじゃないかな思う。

ラストに会いたいと思えばいつでも会うことができると歩いていくトニーの笑顔が素敵☆。
エンドに流れる曲もいい!。

おしゃれ〜で軽快なノリの「恋する惑星」とはまた違ったよさがあります。
訳が分からないといえば分からないけど(^^;。
この手の退廃的な切なさ的な雰囲気が大丈夫な人にはおすすめ。