阿弥陀堂だより(2002・日本)レンタルして鑑賞 

公式HP http://www.amidado.com/

売れない作家・孝夫と有能な医者・美智子の夫婦は、美智子がパニック障害にかかったことを機に東京を離れ、孝夫の故郷・信州の山村に移り住むことに。がんに冒された恩師や、難病でしゃべれない娘・小百合、そして阿弥陀堂で暮らす96歳の老婆おうめなど、村の人々との温かい交流の中、夫婦は生きる喜びを取り戻していく…。

舞台になった長野県の移り変わる四季が本当に美しかった!
春、夏、秋そして一面が真っ白になる冬。
川のせせらぎも田んぼも畑もすべてがキラキラしている。



派手な映画ではありませんがゆっくりとした時間の流れを感じる事が出来る癒し系の映画。
単調で盛り上げる場面はないけど、予定のない日曜日の昼下がりにこんなのんびりした映画を見てゆったりとした気分を味わうのもいいもんです。まぁ・・・休みの日はたいてい引きこもりですが(;ー_ー)ゝ”



阿弥陀堂とは村の死者を祭ってある所で、そこで質素に生活をしているおうめ婆さんがこの作品の魅力のすべてだと思う。
しわだらけの笑顔が最高にキュートだ!
「せつない話はたくさん聞いたからもう聞きたくない、いい話を聞いていい気分になりたい」の言葉にうんうん・・・・そうだよな、と共感しました、わざわざお金を払って悲しい気分にはなりたくないモノです。
他にもおうめ婆さんはいい事をたくさん言っていてそれが村の広報誌の「阿弥陀堂だより」というコーナーに掲載されているのです。
そんな素敵な広報誌なら喜んで読んでしまうなぁ。



刺激のある展開が好きな人には退屈な映画ですが、景色の美しさを味わいたいとか小西真奈美の美しさを心ゆくまで鑑賞したい、可愛いおばあちゃんが見たい、という人にオススメです。
一緒に見てた母は眠くなってしまったようで(;´▽`A``
ラスト近くになって起きてほろりと涙していましたけどね。
鑑賞後、とても晴ればれした気分になれる映画です。