おばあちゃんの家(2002・韓国)レンタルして鑑賞 

より詳しい解説はこちらのHPで→http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3637

母親と二人でソウルに住むサンウは、ある日突然、田舎のおばあちゃんの家に連れて行かれる。母親が新しい仕事を見つけるまでの間、おばあちゃんと暮らすことになったのだ。読み書きができず口も利けないおばあちゃんをバカにし、不自由な田舎の生活に不満を爆発させるサンウはわがままのし放題。しかし、決して叱らず、サンウの願いを一心に叶えようとするおばあちゃんにサンウは少しずつ心を開いていく。やがて彼の心に信頼と愛情が芽生えた時、母親が迎えにやってくる…。

全国のおばあちゃんファンは見るべし、そして泣きましょう!。
それしか言うことがないくらい良い映画でした。劇的に盛り上がるシーンはないけれども見ているうちにこみ上げてくるモノがあります。

おばあちゃんの家に預けられるサンウはこれがまたクソガキ(あ、いやちょっと腕白なお子様)。最初はワガママ放題だけれど、おばあちゃんの愛情にふれてだんだんと心を開いていく・・・この過程が非常にゆっくりと丁寧に進んでいきます。いい子になり過ぎないで少しはマシなクソガキで物語が終わったのがよかった。

自分も子供頃、他界した父方の祖母にひどい態度をとっていたんじゃないかな、と思います。ワガママをいけない事だとは思わずに当然の権利のように振舞っていたんじゃないかな・・・だけど怒られた記憶がないので(忘れてるだけかもしれないけど)この映画のおばあちゃんのように包み込んでくれていたのだな〜と今さらながら愛されていた事を実感。父や母は怒る事があるけど決して怒らない祖母は子供にとって大事な逃げ場所、心のよりどころなんだと
おばあちゃんのいた生活ってとてもかけがえのないモノで大切な思い出です。まー・・・私の母にとっては姑に当たる存在だったので色々大変だったみたいですけど(^^;。

まだ元気でいる母方の祖母を大事にしたいですね。いやー決して小遣いくれるからって訳じゃ・・・(社会人になった今でもお昼代よ、とくれる・・・ありがたや)。