案山子KAKASHI(2001・日本・香港)

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行方のわからなくなった兄の剛のアパートを訪れた吉川かおるは一通の奇妙な手紙を見つける。差出人は高校時代の同級生宮守泉のもので、かおるはそれを唯一の手掛りとして不来彼方村(こずかたむら)へ向かう。しかし車はトンネルの出口に近づいた所で突然止まってしまい、彼女は車から降りて山道を歩いていると、人々が次々と広場に案山子を立て掛けているという異様な光景を目撃するのだった。村には1年に1度、案山子に死んだ人間の魂を宿らせて生き返らせる風習が伝わっていた・・・。

謎の同級生、宮守泉を柴咲コウが演じています。にっこりとした笑顔がとてもとても怖い彼女はホラー映画にぴったり♪かおる役の子も可愛い。
伊藤潤二のコミックが原作だからといって「富江」レベルの出来を期待しちゃダメだった。
案山子祭りって・・・いったい・・・( ̄Д ̄;
村人たちが広場に次々と案山子を立てる様子は怖いというより笑える。案山子そのものが間抜けな顔してるし。
全体的に恐怖感が薄い、ゼロに近い。
村に伝わる風習ってせっかくおいしい設定があるのに不気味な雰囲気がまったくない。よそ者を受け入れないでよそよそしい態度や何かを隠している様子の村人たちとか・・・材料はいいんだけど、なぜかまったく怖くない。閉ざされた空間での恐怖感ってのが伝わってこなかった。
異様なまでに赤い服と唇の柴咲コウは不気味さ満点でよかったです、出番が少なかったけど(^^;。
行方不明の留学生サリーはいったいなんだったんだ・・・話に絡んでないじゃん!。