カル(1999・韓国)レンタルして鑑賞 

公式HP http://www.nifty.com/kal/

映画の舞台はソウル。少年の転落事件から幕を開ける。衝撃的な 3 つのバラバラ死体事件が発生する。被害者達はみな体の一部分が欠けており、やっとつかんだ手がかりは、 3 人とかつて交際していた美しい女性スヨンヘと行きつく。しかし彼女は、手がかりとなる自身の過去を語ろうとしない。いったい誰が何のために殺しを重ねているのか。スヨンの過去には何があるのか、そして被害者の体の一部が見つからないのはなぜなのか?事件の鍵をにぎるスヨンにアプローチする刑事にせまる殺人鬼の魔手。やがて、目覚められない悪夢のような結末を迎えることになる…。

「セブン」テイストなミステリー映画
かなりあちこち伏線が張りめぐらされてます。最後まで見て、かつ犯人が分かっても「謎」がちゃんと丁寧に説明されてないんで一回見ただけでは面白さが分からないかも。何度か鑑賞するか、解説本を読むか、ネットで調べるかしないと訳が分からないままで終わってしまう(^^;。
映像は凝ってるし、音楽もいいので訳が分からないでいらつくって事はなかったけど、鑑賞後はなんかスッキリしない。
レンタルして見たのですが、本編終了後に「カルをめぐる13の謎」なーんて鑑賞中に感じた疑問点を並べるもんだから気になってしょうがなく、かと言ってもう一回見る気にもなれずに公式サイトのネタバレ掲示板を見たり、検索したりしてようやく自分なりの解釈で納得する事が出来ました。
この手の映画の謎って正解ってのがないから結局は人それぞれの解釈にゆだねられてるんですよねぇ・・・。何度か鑑賞して前は気がつかなかった点を発見したり、見た人同士で感想や謎についての自己解釈を話し合ったりするのを楽しむ映画かな。
おどろおどろしい雰囲気はすごくいいし、主役のハン・ソッキュがすごくよかった!あとヒロインのシム・ウナが綺麗だしミステリアスな感じがグウ(#  ̄ー ̄)〇
猟奇殺人やダーク系の映画が好きな人は見て損なし!。
ゴミ袋からバラバラの死体が血とともにドバァーーっって出てくるシーンはグロすぎ・・・一番トラウマになりそうなのはエレベーターのシーン、一人で乗るのが怖くなる(((( ;゜д゜)))

◇余談◇
今はOLしてますが昔、書店員だった頃に解説本の客注を受けました。公開からちょっと時間がたっていたせいか版元に問い合わせても他の支店にも在庫がなくて返品を待つという形でもいいから、どんなに時間がかかってもいいから取り寄せてくれ!っとお客さんは必死だったな。その時は不思議だったけど今ならその気持ち分かるなぁ〜(;´▽`A``ちなみに2年かかりましたが、お客さんは本をゲットする事が出来ました。