真夜中の弥次さん喜多さん（2005・日本）

ワイルドで熱い男の弥次さん「オイラ、リヤル（現実）がとんと分からねえ」と、虚ろにつぶやく美貌のヤク中の役者・喜多さん。ディープに愛し合う2人は喜多さんのヤク中をなおすため、てめぇ探しのため、お伊勢参りの旅に出る。

東海道で行こうぜ！べいべ！リヤル探しだぜ！てめぇ探しの旅だぜ！☆-(ノ゜Д゜)八(゜Д゜　)ノイエーイ。
お江戸はペラッペラだ、とつぶやく喜多さんの心象風景なのか冒頭は白黒で色がない、弥次喜多コンビが旅立つ事でカラフルになる演出はノリがよくって好き、まさにつかみはＯＫ(# ￣ー￣)〇
なぜか北野武の座頭市ちっくなミュージカル仕立てだしｗ。
♪女子供は連れてかね〜ぜ〜だって俺たちゃホモだも〜ん♪超納得・・・。

クドカンが脚本書いてる映画やドラマが好きなんで映画化を知った時から絶対に見に行こう！っと決めてました、記念すべき初監督作品だし。
ツボにハマると抜け出せない！人生を斜め４５度から見るギャグのセンスがたまらなく好き！ヽ(●´ε｀●)ノ
小市民的なというか趣味丸出しの小ネタというか内輪受けっぽいつーか・・・寒い時もあるけどそのクールさも好きなノン♪。
クドカンワールドってハマると快感！ハマらない人は不快感(|| ゜Д゜)

感想を書くのが難しいコレ（＾＾；お笑いあり！涙あり！ちょっとしたミステリーあり！時代劇あり！パロディあり！もうなんでもあり！で、さらに言うとシュール（そういやシュールってどういう意味だろう）。
ごちゃごちゃで訳の分からない映画にならないのはリヤル探しが一本筋の通ったテーマとして常に背景としてあるから・・・かな(;´▽｀A``。

前半はふざけて軽いノリですが後半はがらりと重い雰囲気になります。
切り替わるシーンのウソとホントの境界線のぼかしかたが絶妙でした。
私はあっさりとひっかかり混乱しました〜そのおかげでストーリーをすんなりと受け止めることが出来たんですけどね、ええ〜い訳が分からないから流されてしまえ〜とｗ。

クドカンワールド常連の俳優さんたちは見てるだけで楽しい！阿部サダヲ・・・好きだー！松尾スズキのヒゲのおいらん狙いすぎだーｗカメオ出演がしゃれにならないくらい豪華でした。
研ナオコ美味しい役だなぁ〜麻生久美子のキノコまみれのヌードも強烈だった、妻夫木聡くんも非常に脇役を楽しんでたなぁｗ
それにしてもアーサー王役の中村堪九郎（襲名して勘三郎だったけ？）中村七之助はコレで親子共演を果たしてよかったのだろうか（＾＾；面白かったからいいんだけどｗにしてもアーサー王役でよかったのか？とてもノリノリで演じてたからいいかｗ。

クドカンならでは小ネタ満載でちょっと疲れましたが、長瀬くんがたまらなくかっこよかったのでよしｗ
意外とマゲが似合うな〜私も弥次さん喜び組に入りたい。

中村七之助が事件を起こしたけれど無事に公開されて良かった！ニュースを聞いたときに映画がお蔵入りになったどーしよーぉおぉお！！そうなったら恨むぞ中村さぁーーん！っと一番に心配したから（＾＾；。中村さんも復活できてよかったよかったｗ。私は映画を見れたんでよかったよかった。

好き嫌いが分かれる映画ですがクドカン好きなら見て損なし！てか、見ましょう！。