ドラゴンヘッド（2003・日本）
修学旅行帰り高校生たちを乗せた新幹線を突然の原因不明の事故が襲い、トンネルに閉じ込められた。奇跡的に生き残ったテル、ノブ、アコの三人。だがノブは恐怖から錯乱してしまう。テルとアコの二人は必死の思いで下水を伝わり、なんとか地上に辿り着いた。二人の目の前に広がった風景は、これまでの二人のどの記憶を手繰り寄せても想像し得ない光景だった。白い灰が降る荒廃した大地。狂気に満ちた自衛官や暴徒が往来し、”龍頭”と呼ばれる何者かの存在の謎。やがて離れ離れになるテルとアコは、互いの存在を信じ、東京を目指す…。
ＴＢＳで放映したものを録画して鑑賞
コミックは１巻を読んだだけ（全１０巻）
原作を知らなければまあまあ楽しめる
緊迫感のないパニック映画
スケールはでかいのにしょぼい
せっかくウズベキスタンでロケしたのに
廃墟となった渋谷のセットを組んだりしたのに
災害が起きた時に誰もがパニックに陥り
冷静さを失うってのは分かるけど
冒頭のテルのキレっぷりとアコのうざさに腹が立つ
突然降ってきた災厄に戸惑い、狂気に陥る人間の悲しみが
少しでも伝わってくれば、まだよかったけど
東京に向かう途中で出会う人たちの身勝手さが
とにかく見ていて不快でした
↓ネタバレ↓
ラストの富士山の噴火は観客の怒りを表現している！
ご都合主義よろしく生き残っているテルとアコ
何も解決していないのに「生き延びてやる！」
と叫んでもしらけるだけ
これって富士山が噴火して新幹線がトンネルに
閉じ込められる事故が起きて
首都圏が壊滅状態になってしまったってこと？
タイトルにもなっているドラゴンヘッドって
結局、何だったんだろう(;´Д｀)
