スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(2007・米)

スウィーニー・トッド公式HP

19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営むベンジャミン・パーカーは美しい妻と生まれたばかりの娘に恵まれ、幸せな日々を送っていた。だが、彼の妻に横恋慕した悪徳判事タービンによって無実の罪をきせられ投獄されてしまう。15年後、スウィーニー・トッドに姿をかえフリート街に戻ってくるが、判事に陥れられた妻は毒をあおり、娘はタービンの養女になり幽閉されている。絶望した彼は商売道具のカミソリを手にして復讐の鬼と化した。死体の処理は理髪店の1階で客の入らないパイ屋を営む大家のミセス・ラベットが引き受けた。突然、美味しくなった彼女のミート・パイは評判になり、店は大繁盛する。

19世紀のロンドンに実在した殺人理髪師と
その死体をミート・パイにした女主人のお話。
同名のミュージカルは賞もたくさんとっててすごく有名


ミュージカルは苦手なので題材に興味がありつつも
舞台を見に行く機会がなくて、ジョニー主演で映画化を
きいた時からものすごく楽しみしていました(≧∇≦)


バートンテイストあふれるオープニングの映像は
チャーリーとチョコレート工場」っぽくてラブリ〜
ドロドロに流れるのはチョコじゃなくて血だけど( ´_ゝ`)
コンベアを流れるのはチョコじゃなくて人肉だけど( ´_ゝ`)


イカれた格好をしてるのになぜかイカしてるジョニー(*´ε` *)
バートンテイストをビシ★バシ☆感じる映像!
スキッと爽やかスパッと豪快に首をかっきるジョニー!
ドバァッと噴水のようにあふれ出る真っ赤な血!
不気味ながらどこかユーモラスで愛らしいキャラクターたち
連続猟奇殺人事件+カニバリズム+(ジョニー×バートン)の最強コンボなのに
私の好きなものばかりなのに・・・なぜかこの映画は
期待したわりにイマイチ
でした(´・ω・`)


重要な場面を歌で説明されるので
必死で字幕を追わないと話が分からなくなるし
字を追ってるとジョニーを見逃すし
歌詞は妙に抽象的で分かりにくいし
歌わないで普通にしゃべってくれ( ̄□ ̄;)
見てて何度、つっこみを入れたことか
ミュージカルは苦手だから余計につらかったし
どうせなら歌と踊りを楽しめるやつが見たかった


スウィーニーが復讐の鬼と化した理由が
ジョニーが猟奇殺人鬼役♪ってだけで見た私には
さっぱり分かりませんでした。
無実の罪で投獄されちゃうし
女房は判事に言い寄られて毒を飲んじゃうし
娘は閉じ込められちゃうしじゃ
そりゃ、人生イヤンにもなるけど
ミセス・ラベットは楽しい妄想を繰り広げてるし
(白黒ボーダー水着のジョニーは可愛かった)
二人して陽気に歌ってたら
復讐にとりつかれた男の“悲劇”が
ちーーーーっとも伝わってこない!
理髪師の腕もいいし、椅子にあれだけの仕掛けを
ほどこしちゃうほど技術もあるんだから
復讐なんてほっといて新しい人生を踏み出しなよ!
過去にあばよって!?
ついでにアンソニージョアナもあばよ!!
この二人のエピソードは正直どうでもよかった


結論!面白くないけど好きな映画(・∀・)
あの終わり方は後味悪くて最高に好き!


気持ち悪くはないけどグロいし
血しぶきドバッっとスプラッタなので
苦手な人は見るのをやめましょう