ヴェロニカ・ゲリン(2003・米)

ヴェロニカ・ゲリン公式HP

1996年6月26日、アイルランド・ダブリン。麻薬犯罪の実態を追い続けていたある女性記者が凶弾に倒れた。だが、彼女の死は人々を目覚めさせ、社会に変革をもたらすこととなった。1994年。サンデー・インディペンデント紙の記者ヴェロニカ・ゲリンは、麻薬犯罪の実態を取材していた。ダブリンの裏組織に詳しいトレイナーや、友人でダブリン警察の刑事から情報を聞き出し、関係があると思われる人々をヴェロニカはつぶさに調べ、訪ね歩いた。危険人物にもひるまず取材し、ありのままを記事にする彼女の半ば強引な取材方法に、同僚や他紙の記者たちは眉をひそめ、ジャーナリストの集まるパブでジョークのネタにしていた。ヴェロニカの執拗な取材は、麻薬売買組織の首謀者ジョン・ギリガンへと迫る。

BSで放映したものを録画して鑑賞


ケイト・ブランシェット主演の実話をもとにした映画
最初からヴェロニカの最後が分かっているので
終わりが近づくにつれ悲しくなりました(;つД`)


冒頭の子供が注射器をおもちゃに遊ぶシーンや
麻薬中毒者がたむろするアパートはショッキングゥ
このままではいけないと取材をし
麻薬撲滅の記事を書き続ける・・・んだけど
暴かれる方にとっては都合が悪いから
お約束とおりに脅しをかけて警告をする
でも、ヴェロニカは屈しない


足を銃で撃たれてもへこたれなかったヴェロニカが
ギリガン宅に突撃(不法侵入)し、玄関先でフルボッコされて
おびえて母親に救いを求めるシーンや
自宅で安静中にギリガンから脅迫の電話を受けて
おびえて夫にこの事は内緒にしてほしいとすがりつくシーンは
ただジャーナリストとして使命に燃え、名声欲ためだけに
まわりの迷惑を考えずに突き進んでいるだけではなく
世の中(=ダブリン)をなんとかしたい、と
信念を持って行動している人間なんだと感じました


ケイト・ブランシェットがとにかく素敵で
警察で情報を引き出そうと駆け引きしているシーンでの
茶目っ気たっぷりの笑顔はとてもキュートでした
あんな顔で見られたらホイホイ情報を流しちゃうよなあw


社会派映画なのに重さがなくて物足りなかったけど
短いのでダレずに見れたのはよかった


誰も死なないで世の中が変わるようになるといいな